店舗デザイン-2 浜田有弘(株)ジックランド
「店舗デザイン-2」頁は、大阪の企画・キャラクターデザイン&心理カウンセリング・メンタルコーチングの(株)ジックランドのサイトです。
★繁盛店の法則!
お店を開店する以上繁盛を願わないひとはいません。
それなりにメニューにも自信があるはずです。
しかし、多くのお店が1年以内から2年以内に閉店に追い込まれています。特に小さなお店。それはなぜか?これらのお店を観察していると、
1.集客の努力をしていない。待ちの姿勢でお客さんが勝手にきてくれるという姿勢です。
オープンのちらし一枚、サービス券一枚まかないお店が多い。お店をつくるのにお金がかかるから販促までは…という理由でしょう。しかし、認知されなければお客さんは来ない。
2.そこで、新しいお店ができたと一度は入って観察してみる。
食べ物でまずいのは話にならないが、問題は人です。接客態度などの印象がまず気になります。
3.そのお店に行きたいという期待感があるかどうか!
・また、あれを食べたい。
・お店が楽しい…エンターテイメント性があるかどうか。客を楽しませているかどうか。
要は、お客様を飽きさせないサービス等工夫努力をしているかどうか。
【私は飲食業専門のフードコンサルタントではないが…】
フードコンサルタントという方がけっこうします。有名な先生もいます。私は専門家ではありません。経営の計数的な事までは詳しく指導できません。
ただ、一人の客としての目線で考えます。それに専門の企画やデザインで繁盛店を考えます。
いくつか成功しましたのでこうして頁を設けました。
★小さなお店の企画デザイン繁盛店のデザイン戦略!
【単なるデザインとデザイン戦略の違い!】
経営戦略の一環であるデザイン戦略に関して、中小企業の社長さんはほとんど理解されていません。なぜ、理解されていないのか?
それは、「デザイン」と「デザイン戦略」という概念をよく把握されていないからです。
デザイン戦略が上手くいけばブランド戦略もスムーズにいき、結果的に経営戦略の成功につながります。
【では、デザインとは何か?】
あなたが依頼されるデザイナーは、意味のない写真やデザイン(文字や色や線や飾りやレイアウト)に必要以上に凝り過ぎていませんか?
アイデアが沸かない分、空白を埋めるために無駄なコト(写真や飾り)でごまかしていませんか?
売上をアップさせるという強い意識や工夫が感じられますか?
デザインとは何ぞや?
それを追求するとデザインの持つ役目もわかっていただけると思います。
【わかりやすい事例で説明します。】
下記は以前、浜田が手がけた和歌山ラーメンの店です。
このお店のデザイン戦略の一部を説明します。
デザイン戦略とは何か? ということがご理解いただけると思います。
下の写真のAは、オープン時の看板デザインです。Bは、3年半後のリニューアル時の看板デザインです。このラーメン店のオープン(A)後に、飲食関係の他社の仕事の依頼がありました。Aの写真を見せました。
その社長いわく、「デザインがよくないね~」 「ダサイね~」 「浜田さん、こんなデザインしかできないの」と。当時から、戦略デザイナーを名乗っていた浜田にとっては致命的な言葉です。
浜田は「あぁ~この社長はわかってないな~」、と思い、仕事はお断りしました。
しかし、Aのお店は、行列ができる店として大繁盛しました。
A、Bそれぞれにデザイン戦略があるのです。
そのことを知らないこの社長は、プロに対して軽率に、先のような言葉を吐くのです。
確かに、Aはデザインしたとは言い難いかもしれませんね。しかし、「理由」があってそのようなデザインをしたのです。Aは、当時、 ブランドとなった和歌山ラーメンを、初の東北進出いうことで、受け入れられるかどうか一抹の不安がありました。
また、お店の立地は、スーパーの駐車場の敷地の端(隅)にある、テナント店舗でした。
お客様はスーパーに来るわけですが、入り口からお店までは70~80mも遠く離れています。
何とか、馴染みのない和歌山ラーメン店がここにできましたよ~と認知されることが必要なのです。だから、シンプルなロゴ(文字)でしかも黄色地に赤でとにかく目立ってわかりやすいことを「目的」にしたのです。リニューアルの時には、すっかりお客様も定着していましたので、イメージを変えてほしいということで、Bのようにデザインが変わりました。
これが本来のデザインの役目です。現場のデザイン戦略と、 机上のデザインの違いです。
また、デザインには本来、戦略的な意味も含まれていて、浜田はそれを意識しているのですが、なかなか関わる人々の認識不足で、あえてデザイン戦略といわなければ通じないのがつらいところです。どんなビジネス、商売にもデザイン戦略は必要です。