ブログ【デザイン稼業徒然草】(45)「企画・デザイン」の商品のブランド化戦略。浜田有弘(株)ジックランド
このブログ【デザイン稼業徒然草】の頁は、大阪の企画デザイン&マークロゴ&キャラクター(株)ジックランドのデザイナー浜田有弘(濱田有弘)のブログです。
★ブログ|デザイン稼業徒然草(45)
◆「企画・デザイン」の商品のブランド化戦略
このブログは、HPのほうに「企画・デザインWeb上セミナー-6」として載せていたものですが、サイトリニューアルにあたり、ブログに移行いたしました。
◆商品のブランド化戦略
中堅寝装品メーカーのこの会社さんは、30年ちかくお仕事をさせていただきましたが、一時期私が独立した関係で元の勤め先にここの仕事を残しましたので、5年ほど間があいていました。この会社が新商品としてトルマリン製品を開発することになり、私に再びお声がかかりました。結果、トップブランドになりました。
自慢できるような特別際立った企画・デザインではありませんが、この開発部隊には部長様以下トップブランドになるという強い意識がありました。私はその想いを牽引するような発想をしたまでです。
■簡単なフレーズ
トルマリンならヤマジン…というキャッチ・フレーズは簡単ですが、トップになるという意識を表現しています。
■商標権利取得
ヤマジン健康良品という商標が登録できました。
■大事なこと
社名の下に下記のような言葉があります。
(※)21世紀の「人と地球の健康改善素材トルマリン」にいち早く注目し、研究・開発をおこなっています。
たった一行の言葉ですが、この製品のパイオニアであると宣言しています。この言葉も単にお題目で終わり、あまり意識しないことが多いのですが、この開発チームは真剣にお題目どおりに努力実行されました。実行したのですから当然結果がでます。以外と気がつかない事ですが、大事な事です。
◆まずは業界のトップグループを目指す企画
社長さんの熱意や意気込み、可能性を見いだすことができれば、私はまずは業界の日本一を目指しましょうと進言してそのような企画を立てます。そして、デザインで表現します。それによって、社長さんはじめ社員全員の意識に植え付けられます。それが無意識のパワーになります。心理学でも実証されています。
そして、弊社も規模は日本一小さいけれど、中小企業さんにとって使い勝手の良さでは日本一のデザイン事務所を目指しています。そういう気概です。日本唯一の個性のデザイン事務所だと自負してます。これが誇大広告にならないように勉強努力をし続けたいと考えています。よろしくお願いいたします。
■太陽光発電施工工事会社の事例:
ポイント①:「太陽光発電設置工事日本一技術集団を目指しています。」
と宣言しています。この宣言は内外へのメッセージです。
ポイント②:日本一の象徴として富士山をあしらっています。
ポイント③:社長の写真です。
一般的にパンフレットの表紙デザインは、イメージ的なデザインが多いのですが、このようにこの会社ならではのメッセージを発信していることに意味があります。
■消しゴムメーカーラビットさんの事例:
会社は現在合併されていますが、このCIを行った時は日本一を目指していました。社名のラビットをデザイン化するにあたり、日本一を宣言する指先をウサギ(ラビット)の耳に見立てたデザインです。
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