ブログ【デザイン稼業徒然草】|(41)「企画・デザイン」の「企画」とは?浜田有弘(株)ジックランド
このブログ【デザイン稼業徒然草】の頁は、大阪の企画デザイン&マークロゴ&キャラクター(株)ジックランドのデザイナー浜田有弘(濱田有弘)のブログです。
★ブログ|デザイン稼業徒然草(41)
◆「企画・デザイン」の「企画」とは?
このブログは、HPのほうに「企画・デザインWeb上セミナー-2」として載せていたものですが、サイトリニューアルにあたり、ブログに移行いたしました。
「企画」とは、一言で言えば、「計画を企てること」です。企画を勉強したり参考書を読むこともいいですが、一生かかります。企画を生業としている私は仕事の現場でその時間はありません。特別学んだこともありません。考えることは誰でもできます。
多少なりとも成功した事例に学んで活かしているだけです。理論より実戦結果です。学者じゃないのだから…。
◆「企画」の数?
企業を起業した創業者さんは、「業を企画」したから会社が誕生したのです。問題はその後どれだけ「企画」という経営戦略を計画し実行したかです。その数で今の現状があるはずです。毎回当たらなくても数打ちゃいくつかは当たる筈です。その努力をし続けているかどうかで経営状態が変わる筈です。
企業は「企て」続けなければ生き残れない。
【助っ人(ブレーン)が必要】
会社のことを一番考えているのが社長です。以下幹部、社員はどうですか?
社長ひとりの考えも限界を感じている筈です。幹部や社員に何か良い知恵(アイデア)を出せとハッパをかけてもどうですか?
もちろん考えるでしょうが、社員の方は、100%会社のために命を懸けません。自分の地位や保身をからませています。
このような会社が実に多い。これは私の体験です。苦言を呈するのは批判ではありません。
中小企業さんに対して、国もいろいろ対策らしきことをいっていますが、現実どうですか? そんなに助けてはくれていませんよ。一時的な融資を受けても、返す当てがなければさらに苦しくなります。自ら頑張らなくては誰も助けてくれません。私は小さな手助けですが、応援隊として申し上げているのです。知恵を出し合いましょうと。
◆社員の意識を高める応援
ただ、一部の会社は、パートのおばさんをはじめ、全社でアイデア提案制度を設けて、ヒット商品を出し続けている会社も少なくありません。このような会社を見習えばいいだけなのです。それをしないということは、怠慢です。
そこで、お手伝いをする私どもの存在があるのです。少しでも社員の意識を高めるための研修もやらせていただく所以です。
【全社員ブランド人間になる!】
中小企業こそブランド構築に力を入れましょう。
製品がブランドになれば、会社もブランドになり、社長を始め社員もブランド人間になる。これが理想の姿ではないでしょうか。規模の大小にかかわらず全ての企業が目指す経営戦略目標です。規模は小さくても、特殊な製品で世界のブランドになっている中小企業もあります。
しかし、多くの中小企業の社長さんは、関心を示さないのも事実です。ブランドに対するあいまいなイメージで、感覚的にはき違えています。きっと、こういう疑問もおありでしょう。
◆ブランドは何のためにするのか?
一体、ブランドは何のためにするのか?って。
大手の様に広告宣伝もできない中小企業にとって、広く認知してもらうことは難しい。だからこそ、知恵をしぼり、方法を考える(企画する)必要が大事なのです。知恵にはお金がかかりません。
◆ブランドとは何でしょうか?
ここでブランドについておさらいをしておきましょう。
カリスマコンサルタントの神田昌典先生は、私の恩人で先生にお陰さまと感謝している一人です。その神田先生が「ブランドとはマークやロゴのことではないファンの数だ」と言われています。
多くのお客様がいることはそのとおりですが、わざわざ「マークロゴのことではない…」ということにデザイナーとしては引っかかるのです。マークやロゴのデザインだけ凝っても、ブランドにはならないという意味でおっしゃっているのだと思うのですが、それは常識的なことであえて強調する必要はないのです。言わんとしていることは理解できますが誤解を招きます。
◆ブランドを象徴するのがマークやロゴ
>誰もがブランドを認識するのは、まずブランドを象徴するのがマークやロゴです。
ブランド品にマークやロゴが付いていないと売れないのではないでしょうか。
神田先生のデビュー時は、コピーライティングを武器にされていて、デザインでは何も解決できないとデザインを仮想敵国にしていました。「マークロゴのことではない」と強調されたのは、デザインに対するアレルギー・呪縛から出た言葉でしょうか?
それでも、後に「ビジネスの成功はデザインだ」なんて本をだされました。中小企業の経営者に影響力が強い方だけに、デザインの理解を深めていただいていることはありがたいことです。
◆差別化するための「印(しるし)」が…
- ブランドを簡単に説明しますと:
- 1.その「商品やサービスの価値」を支持してくれるお客様がたくさん固定化していること。
- 2.企業が「お客様の信頼と価値観を裏切らない責務」を全うし続けていること。
- 3.お客様のために「企業やお店・商品・サービスが長年存続している価値」のこと。
この3つの価値を証明し、差別化するための「印(しるし)」がデザインされたブランドネームやマーク・ロゴです。また、顧客のプライドや幸福感、満足感を得るには、ブランドにふさわしい顔・姿をもつことが大事です。顔・姿を創るのがデザインです。
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