ブログ【デザイン稼業徒然草】(32)「大阪都構想」の敗北の原因とは?浜田有弘(株)ジックランド
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◆「大阪都構想」の敗北の原因とは?
大阪市で仕事をして税金も払っている立場として大いに関心をもっていた「大阪都構想」。
橋下大阪市長は、「将来がある若者、子供、孫たちのために~」と訴えていました。
現実と未来の2本柱は、政治家としてしごく当たり前のことです。
さて、住民投票の結果、60代までは賛成が多い、70代以上の年寄りの反対票で負けた。
子供や孫のことは何にも考えていないということでしょうか?
後わずかな余生の生活費が少なくなるという不安からでしょうか?
反対派の政治家に不安をあおられたことは間違いない。
子供や孫のことは何にも考えていないの? と言いたくなる。
単純かもしれないが、それはあかんでしょう。
御堂筋をつくるときに当時の市長が100年後を見通してあんなに広い道路にしたと
聞いたことがあります。それが政治でしょう。
前市長の「よかった、よかった」とノー天気な喜び様に「この人何?」というのも
印象に残った。
橋本市長の敗戦の弁も印象に残った。なかなかしたたかやね。
なにはともあれこんな人に大阪をもう少し変えてほしかった。
橋下さんの手法にも問題も多いと思うが、あえてそれでもやってほしかった。
今回タッグを組んだ自民党と共産党はこれからどうするのでしょうね?
政治の茶番がこんなに露骨に現れたことを市民はどう見ているのでしょうか?
同じ穴のむじな的。
これも印象に残りましたね。
橋下さんの言う「嫌われる」人もいなきゃね。
これからの大阪はどうなるのでしょうか?
ほんとうに過去100年の悪しき伝統(税金の無駄遣い)、全国的にもいろいろある「ワースト」は変わるのでしょうか?
反対派が変えてくれるのでしょうかね?!
これからは、より厳しく見て行かなければなりませんね。
一体、今回で得をした人は誰? 損をした人は誰?
マスコミは、橋下さんのことばかり叩いていたけど、今度は一体誰を叩くの?
得をした人と損をした人を炙り出さないと、橋下さんを断罪する資格はないのでは?
橋下さんの唯一の戦略ミスを上げるとすれば、
大阪人や関西人って、東京都に追随したくないのですよ。
東京都の真似をしたくない。
それは大阪人の賛成派にも反対派にもあるのでは?
だから、「都構想」というネーミングが悪かったのでは?
「都構想」を違うモノにすべきだった、と私はプロのマーケティング家としては、
痛く感じるのですよ。
反骨精神というか判官びいきというか、隠れ劣等感の強い大阪人や関西人は、「都構想」という名前に負けたのでは?
東京の権力に太刀打ちできるとはもはや、誰も考えていないのですよ。
それを考えていたのは、橋下さんだけだった、ということかな?
橋下さんが、大阪市民を買いかぶりすぎていただけ、だった…。
今回の「負け」はそうとしか、考えられないのですよ。
大阪はどこにもない一つの「大阪」を目指すべきでは?
「都」でもない、「府」でもない、新しい「〇」とは一体何か?
それを一人ひとりが損得なしで、考えないと、この大阪の未来はなし???
若い皆さん、もう老人に任せずに、考えましょうよ。