ブログ【デザイン稼業徒然草】(25)たかじんさん「殉愛」騒動勃発!浜田有弘(株)ジックランド
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◆たかじんさん「殉愛」騒動勃発!
テレビ番組も観ました。
アマゾンの多くのカスタマーレビューも読みました。
それらに対して云々は別として、
デザインや作詞をしている人間として、
本のタイトル「殉愛」というネーミングについての感想です。
「殉愛」か?
確かにインパクトを感じましたが、
「殉愛」のつく本はけっこうあったので、
オリジナルのタイトルでないことがわかりました。
「殉愛」とは、愛のために殉ずる、
つまり、死ぬという崇高な愛?
のことだと思うのですが?
というと、この本は、
やしきたかじんさんを看取った三番目の妻さくらさんのために書かれた本だから、
ガンに倒れたたかじんさんと共に妻のさくらさんが、
その愛の深さゆえに殉じた物語のタイトルなら納得できますが、
現実は違うようですね。
まあ、後追い自殺はしなくとも、
ふたりが愛し合った美しい話しならいいのですが、
内容はそうではない部分も多いらしい。
ということでこの「殉愛」というタイトルに疑問をもちました。
テレビを観て一人の男として感じたのは、
恥部もなにもかもさらけだした相手に後日、
メディアを通じて、世間にばらされるなんて耐えられませんね。
それこそ死にたい気持ちになります。
いえ、死んでも死に切れません。
安心して背中を見せたら、
後ろからばっさり切られるようなものです。
たかじんさんは惨めな姿は絶対見せたくないと、
日頃、言っていたのではありませんか?
人格までおとしいれるようなところもありましたね。
自分で言う分にはいいかもしれませんが、
嫁さんに言われたらね。
百田尚樹氏も何にも感じなかったのですかね。
デリカシーが無いね。
そこに「純愛」があるのでしょうか?
こういうことは、
何かの打算があって付き合っていて(たとえ妻でも)、
その思惑が外れた時の腹いせでやるようなことですよね。
「純愛」でもなく、
ましてや「殉愛」とはほど遠いのと違いますか?
たかじんさんはその生きざまを「美学」としていた筈です。
かっこ良く見栄を張った姿で逝かせてあげたかった。
そして、奥様も聖処女のような方らしいですから、
心静かにたかじんさんに殉じて、
イタリアに帰り修道女になって余生を送っていただきたい。
武士の妻が仏門に入った様に、
それでこそこの本のタイトルが「殉愛」といえるでしょう。
男と女の愛は他人に説明したり、
解ってもらう必要はないと思うのですが。
百田氏もアマゾンのレビューに目くじらを立てていましたが、
いろいろ言われてなんぼの世界を承知の作家さんですから、
何を言われてもまな板の鯉でいいんじゃございませんか。
でなければ、有名になった驕りやといわれてもしかたがないなあ…。
さくら氏や百田氏をとやかくいってもしゃない。
出てしもたんやから。
私はこの機会に思ったことは、
大阪のマスメディアも大阪人もたかじんさんを甘やかし過ぎたと思う。
たかじんというキャラクターを冷静に考えてみたい。
一度、ざこばさんに聞きたいですね。