ブログ【デザイン稼業徒然草】(16)食品偽造表示問題で遂に社長が辞任!浜田有弘(株)ジックランド
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◆食品偽造表示問題で遂に社長が辞任!
テレビのニュースでは、同じ系列のリッツ・カールトン大阪のレストランでメニューのまでも問題になりましたが、今回の偽造問題は長い期間と余りの品目の多さに開いた口がふさがらないという感じです。
さらに問題が深刻だったのは、記者会見で経営者側は「偽装ではない、誤表示だった」と開きなおる始末。
最初の記者会見ではひたすら誤表示だったといいはり続けた…。あの社長も良心を殺して立場上そういわざるをえないのでしょうが、質問する記者もいまいち突っ込みがたりない。
大阪では、橋下市長の記者会見で、記者が市長に反対にやり込められている場面がよくありますが、今回も誤表示に対して尻切れとんぼになっている。
今回の場合は、「一カ所が誤表示したのであれば、まあ~ま~と思えるが、申し合わせたように同系列で何十カ所も同じような誤表示はありえないのでは?
ましてやあのリッツカールトン大阪までが…。
通達の証拠はないかもしれないが、暗黙の了解のようなものがなければこのようなことは起こらない」と、もっと鋭く追い込まなければならない。
そのような記者がいないのもマスコミも人材不足ですかね~。
気のせいか、女性記者の質問のほうが多いように感じるのは、私だけか?
こういうコトになると、男性はサラリーマンゆえの暗黙の了解というか、突っ込みが甘いのは、正義感の無さか、大人のズルさか? とにかく、男性よりも女性のほうが、良きにつけ悪しきにつけ目立つのは良い傾向か?
客や記者を舐め切ったこのホテル側の姿勢に、謝ることを怠ったこのツケの大きさに、経営陣は全くお気づきでは無かった…。老舗の傲慢さがいつまで続くのか…。
そして、とうとう社長自らが辞任に…。当然といえば当然。
確か、何年か前に大阪の有名料理店の偽装問題がありました。
北海道では食肉偽装事件もありました。
うなぎの産地偽造も頻繁にありました。
過去には有名ラーメン店が食べ残しのスープを再利用していたり…。
そして、遂に、名門ブランドのリッツカールトン大阪でも!
もうないおかいわんやです。
業界に詳しい人の話しでは、全国津々浦々、かなりのところが大なり小なり、同じようなコトをやっているようです。有名店といえどもしかり。
おなじことが後を断ちません。
こういう問題は、氷山の一角なので、全国で一斉調査をすれば、殆どのお店はアウトでしょう。
これも、「人の道」を踏み外し、金儲けに走り過ぎたゆえの結果なのか?
口に入れる料理や食品の業界は汚いとよくいわれる所以です。
それでも2~3ヶ月もすると忘れてしまいます。不買運動のようなことは日本では起こらない。
そのホテルのレストランにきょうも客はいる。それでも、客が通うのであれば、それはもう客の問題でもあるが…。
日本人ってなんですかね? 何でも許す心が広いのかバカなのか?
根本原因は、特に大手企業の「金・カネ」つまり売り上げ利益追求至上主義が原因です。
政治家と結託してし放題で、あまりにも度が過ぎる。悪い事し過ぎです。
少しは国民も怒らなあかんのと違いますか?
儲けるためには、犯罪すれすれのところでやっている。
防止する方法はないのか、原始的でも罰則を強くするしか無い。
このホテルの件でも半年ぐらい営業停止にすればよい。大きな損害になるから、偽装して利益を出すより損という事を身を以て知らしめないとまた起こる。
そして、さらに問題は、お客さんです。
しぼりたてオレンジジュース1,400円、ホテルだからそんなものよと、セレブ気取りのご夫人が飲んでいたとすれば、味の違いがわからないのですかね?
なんでも高けりゃいいという思い込みも問題です。バカな話しです。
九条ネギと普通のネギもわからない。そりゃ騙されますよ。
何かが問題になれば、真っ先に大阪が取り上げられますが、やはり、意識の低さゆえか?
それに反して、大阪という土地は、日本で一番災害の少ない場所だと思います。
一番恵まれている土地が、実は大阪ではないでしょうか?
そういう幸せな町が、日本の恥「大阪」とか、ワースト都市というイメージが強いのは、やっぱり住んでいる人間の質の問題で、「真の日本人」という誇り高い意識ではない人間が多いからなのかと、つい、思ってしまうコトが多々あります。
一度、大阪全体で、「日本人としてのあり方、生き方」を問い直さないと、もう大阪という存在したいが、日本国民から総スカンを食らって、排除されるやもしれません。
本当に、ふさわしい人間が住んでいない町、大阪…。きっと、産土の神も怒っているコトでしょう。
関西で、名門やブランドというイメージが高い阪急阪神ホテルですら、この体たらくなのですから、大阪の府民全体の意識の低さが問われて当然というコトの重大さに、大阪に住む、或いは大阪で働く人々は、私も含め、身を引き締めて、生きねばならないという思いに駆られる今日この頃です。
それには、まず、この大阪を愛し、慈しみ、感謝して生きることからスタートでしょうか。それが、日本を愛するという意識に繋がっていきます。
そして、全国の日本人の意識が変わっていく…。
ほんに、小林一三翁ならこの不祥事をどういうのか? 聞いてみたいですね。ご子孫はいないのですかね。
わたしは「足るを知る」ということをよく言いますが、虚しいですね。青二才の遠吠えのようで。
それでも言い続けて健全な経営のお手伝いをしなければと改めて思う次第です。
我々一市民がしつかりしなければあかんということですわ。
「原発ホワイトアウト」(講談社)も早く読まなきゃ…。