Menuブログ【デザイン稼業徒然草】（35）東芝の問題について。浜田有弘(株)ジックランド
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◆東芝の問題について。
またまた日本の基幹産業の一翼を担う企業の裏の一面が露呈しました。
TOSHIBAのブランドに大きな傷がつきました。
しかし、それを感じない「大企業病」が社員の隅々にまで蔓延しているのでしょう。
全社員が一丸となって、悪事を悪事と感じず加担してきたのだから…。
お三方の辞任で事は終るのでしょうか？
結局、終るのでしょうね。
「ごめんなさい。これからはいたしません。」
幼稚園児の様に謝る失笑ものの光景。
この姿が立体像で現代アートにもなりました。
それでも日本では東芝製品の不買運動も起こらない。
日本人は寛容ですね。
それとも無関心、ノウテンキなのか。
そこで、私は東芝さんにメールしました。
CIをしなさいと。
社会に向けて、心身ともに一新した姿を示しなさいと。
具体的にはCIしかないと。
今回は、電通や博報堂等の大手代理店に大金を払って依頼するのではなく、小予算で全国公募しなさいと。
社員が一丸となってCIに取り組むべしと。
さて、私ごときの提言に返事が来るや否や？
この手の話しは、まず、返事なんて来ないですね。
無視です。
私は長年、無視されるのを承知でこのような提案をよくします。
万に一つ、返事が来る会社もあるのですね。
返事が来た会社は、明治さんは丁寧な手紙で担当部長さんから来ました。
あなたのアイデアは採用はできないが、こんなことがあれば欲しいと書いていました。
また、ある提案を大手百貨店10社に送りました。
返事は一社、銀座松坂屋（当時）さんからだけ。
丁寧な断りですが、東京に行った時に、立寄って何か一つ買う気になりました。
もう一社、東洋製罐さん。部長さんが部下と東京から来社されました。
これには驚きました。
私のアイデアは、立食パーティーでのトレイのアイデアでした。
ビールグラス（紙コップ）がトレイの穴にセットされてお客さんには便利だが、ビールが減らないので採用されないと言われた。
なるほどそうですね！
パーティーではちょこっとついでは置きっぱなし、また新しいコップにつぐからビールが減る（売り上げが上がる）。
ビールがドンドン減るコップを考えればいいのですね。
こんなアイデアを考えているのであればまた聞かせてくれと社交辞令ですが、この企業の印象はいいですよね。
ずいぶん昔の話しですが思い出しました。
何はともあれ、大手企業がこの国の足を引っ張っている。
シャープも、大赤字を出して、政府の融資を受けながら、幹部たちは超高給を取っているそうですし…。
何か、アベノミクスの足を引っ張るようで、今回の東芝の不祥事も、なぜ、今、発覚してのでしょうか？
どうも、内部の権力闘争や権力争いで、外部に漏れたようですね。
私はデザイナーなので、そういう難しい話はあまり興味がありませんが、
とにかく、泥にまみれたあの東芝のマークロゴだけは、一刻も早く変えて欲しいものです。
会社の外見や見える形から変えていくことも、必要かもしれませんよ。