ブログ【デザイン稼業徒然草】(3)マークロゴは会社の顔です!浜田有弘(株)ジックランド
このブログ【デザイン稼業徒然草】の頁は、大阪の企画デザイン&マークロゴ&キャラクター(株)ジックランドのデザイナー浜田有弘(濱田有弘)のブログです。
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◆マークロゴは会社の顔です!
■小さい会社ほどマークロゴが必要
生き残りを賭けてあなたの顔をパワーアップする?
国にも「国旗」があり、家にも「家紋」があるように、会社にも会社を表すマークロゴが必要です。
マークロゴが認知されればされるほど、会社のブランド構築が成功したといえます。
そして、銭の稼げる会社ほど「会社の顔」ともいえるマークロゴがしっかりしています。
だから、小さい会社ほどマークロゴが必要なんです。
会社という形のない概念に拠り所となる形(マークロゴ)を創ることによって、そこに意識や思いが集中します。
そのマークロゴを見れば、自然にその会社のイメージが沸くようになります。
そして、そこにエネルギーが集まり、益々栄えるというしかけです。
魂がそこに宿るとも申せます。
だから、大手企業はCIに何千万円も掛けて、カネをつぎ込み、マークロゴや理念や規範に力を入れます。
その中でも、特に対外的に認知されやすく、また一人歩きするのが、会社のマークロゴなんです。
だから、私はまず起業したら、「しっかりしたマークロゴを創って名刺と封筒を整えよ」と申しております。
なぜなら、名刺と封筒は「動く広告塔」だからです。
■マークロゴには大事な情報を入れろ!
ロゴマークにはその人の大事な情報を入れなければ意味がありません。
ある有名なデザイナーが、前社でボツになったマークロゴを別の会社にプレゼンしている現実を知った時、私はプロとして憤りを覚えました。
そのデザイナーも悪いですが、彼らに法外な料金を何の疑問もなく支払ってしまう会社も、問題です。
有名人にはボッタクられ、普通のプロにはケチる経営者があまりにも多いのには、ほとほとうんざりします。
現在は、そんな無知な経営者たちが外国のクリエイター会社にとっての天国となっています。
また、オリジナリティーを重んじるクリエイターの世界ですが、中国ばかりを責めることはできません。日本も今でも、アイデアの真似や盗んだりすることは当たり前の世界です。
右横は、私が十年ほど前に創った、アルファベットの「魔除けのタリズマン」のOというキャラクタ-ですが、2012年にNot TVのマークロゴのOですが、みなさん、似ていると思いませんか?(nottvのサイト左上のマークロゴのO) そっくりではないですが、アイデアは明らかに同じものではないでしょうか?
しかし、徐々にではありますが、私ども真面目なデザイナーに、やっと目が向いてきたという感もあります。
そういう意味でも、デザイナーたちは、決して、ズルイことや良心に恥じることなく、千手観音の如く、マルチ人間として、お得意様を救済する意識を強く持たねばなりません。
なぜなら、マークロゴ(デザイン)を創ったり、変更したりすることは、何らかの現状打開策だからです。
なぜ、マークロゴ(デザイン)が必要なのか、今までのマークロゴ(デザイン)がなぜダメなのか、これらを、徹底的に頭に入れて進めることが重要です。
■(株)ジックランドのマークロゴとネーミングの由来!
今まで、あれこれ書いてきましたが、文章ばかりでは説得力がありません。
目にものを見せないと人は納得しないのですね。
だから、そういう意味でも、マークロゴは重要なんです。
そこで、当社のマークロゴの例をあげて説明します。
当社の株式会社ジックランド(GICLAND)とは、グッド(Good)、アイデア(Idea)、コミュニケーション(Communication)、ランド(Land)の略です。
社名の通り、グッドアイデア(ユニークなアイデア)を出すことに力を注いでおります。
だから、当社とお取り引き頂いたクライアント様は一様に、アイデア力や考える力が高まると言われます。
それが当社の目的でもあります。
「アイデアを道具にする。アイデアで差をつける。アイデアで生き残る。」
そして、ブランド化する。
認知化する。
そんな思いを込めている社名です。
●ジックランドの現ロゴマークができるまで
現在使用しているジックランドのマークロゴ(2004制作)は、三代目で、初心に戻って、シンプルイズベストをコンセプトにしました。
不安定な世の中で生き抜くために、安定感のあるどっしりしたイメージで、力強さを表現しました。
Gの中の●は、ハートや魂を表し、事務所といえども法人ですので、根幹をしっかりと形作りました。
また、iの上の点が右上がりに切れているのも、向上心や志向性を表し、常に上昇し前進するイメージを出しています。
これからの日本や日本人は、アイデアや発想力やクリエイティブ力で、世界をリードしていかなければ、白人社会やアジア社会から取り残され、地球の孤児となりかねません。
そういう意味でも、スピリットのあるGの丸チョンが活きてくるはずです。
●ジックランドの二代目ロゴマークができるまで
遊園地の観覧車(中にGの文字)のイメージを表すことによって、ワクワク楽しいという意味とアイデアがワクワクという意味に引っかけました。
そしてGICLANDの7文字とGOOD IDERの8文字のラッキー数字にこだわり、中心もしっかりさせました。
安定感のある緑の楕円(中にGICLAND)を下にしてGを支えています。
この楕円の色は私と三宅では変わります。
カラーは濱田のパワーアップカラーの緑(三宅は紫)とエネルギーの赤です。
このマークロゴのお陰で、ワクワクと楽しい仕事を沢山させていただきました。
アイデアもワクワク湧いてきて、『商売繁盛企画書』も出版できました。
ワクワク生きる大切さをこのマークロゴより勉強させていただきました。
●ジックの初代マークのできるまで
初心忘れず、コロンブスの卵&会社の卵等のアイデアで、卵の形をGに表しました。
カラーは濱田のマイカラーと信じていたブルー系です。
デザイン的には評判となりましたが、これ以後、世間に卵のマークが多く見られるようになりました…。
が後に、ある霊能者に中心がない、オーナーが存在せずといわれたことがきっかけで、デザインとエネルギーの関係を追求することになりました。
社員も20人ほどになり、儲けているにも関わらず、どんどんカネが流出し、詐欺にも引っかかりました。
ジックという社名も三文字で中心のツという字が小さいのも良くないとのことでした。
結局、霊能者の言ったことも(カラー等)植物センサーでは一致しませんでしたが、やっぱりマイナスな意見には、耳を傾けて、研究する余地はあると感じた次第です(信じることはまた別問題ですが)。
なにはともあれ、これは私にとって、エネルギーを追求する大きなきっかけになりました。
現在はカッコイイものよりもエネルギーの高いものという意識で創っています。
■誰が創るのか?それが問題だ!
マークロゴは、エネルギーの強いデザイナーが創ってこそ、パワーの宿る名刺となります。
誰が創っても同じではありません。
故に、弱小企業にこそ、パワーのあるデザイナーがその人に合ったイメージを形にしてマークロゴに仕上げる必要があります。
そして、そのエネルギーの高いマークロゴを使って、ビジネスを成功に導いていただきたい。
というような訳で、マークロゴは会社の顔という意味がおわかり頂けましたでしょうか。
同じ会社でも、マークロゴが変われば、得意先やお客様に与えるイメージも変わってきます。
だから、小さな会社にこそ、しっかりしたマークロゴが必要と言われる所以です。
そして、くれぐれも、アイデアを盗むようなデザイナーには依頼しないでくださいね。永い目で見れば、会社の存続に関わりますので…。