ブログ【デザイン稼業徒然草】(13)なぜマーケティングにデザイン戦略を加えるか?浜田有弘(株)ジックランド
このブログ【デザイン稼業徒然草】の頁は、大阪の企画デザイン&マークロゴ&キャラクター(株)ジックランドのデザイナー浜田有弘(濱田有弘)のブログです。
★ブログ|デザイン稼業徒然草(13)
◆なぜマーケティングにデザイン戦略を加えるか?
マーケティングとは、Wikipediaの「マーケティング」によると、【マーケティング(英語:marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。Wikipediaより】とあります。
また、Wikipediaの日本マーケティング協会の1990年の定義によると【マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。Wikipediaより】とあります。
なんか、とっても、難しそうですね。でも、その同じWikipediaの頁の下の方に、【マーケティングと「売れる仕組み」とあり、「売れる仕組み」とは、マーケティング概念を日本語で平易に言い換えた言葉である。Wikipediaより】とあります。
しかし、この「マーケティング」というWikipediaの頁には、「ブランド」や「ブランディング」という言葉はあっても、「デザイン」や「デザイン戦略」という言葉が全く出てこないのです。
これがデザイナーである私には全く解せません。
■マーケティング戦略にはデザイン戦略が不可欠!
マーケティング戦略を簡単に言えば、市場を想定し、調べて予測し目標を立て、て商品をつくり、流通させて、広報や広告で知らせ、販売促進をし、買っていただく御客様を増やす(市場をつくる)。もっと簡単にいえば、見込み客を集めて買っていただくためになすすべての行為といえるでしょう。
これらのビジネス計画・企画立案・実施における計画書の作成・表現等を考える行為を一言で「デザインをする」と私はいっています。それらをひっくるめて「マーケティングデザイン」と解釈していただいていいと思います。
経営者のブレーンといえば経営コンサルタントの先生です。この先生方で、デザインの重要性を認識されている方は少数です。 大方の先生は、デザインの見識がないから、デザインは必要ないという暴言を吐かれています。
そして、デザイナーを見下げて、ご自分の立場を守っていらっしゃいます。それを信じた企業は悲劇です。
そう見られるデザイナーにも責任があります。確かにいわれてもしかたがないデザイナーも多い。だから、ビジネスがわかるデザイナー、商品に興味を持ち意見がいえるデザイナー、生活感覚がわかるデザイナー、マーケティングがわかるデザイナーであるために、私も必死で勉強し真剣に取り組んでいます。
■デザインは、ビジネスを成功に導く強力な手段・武器・道具です。
ビジネスを成功させるためにという明確な目的があり、成果が問われます。成果の是非に、学び反省し、次の手段を考える。その作業を継続的に繰り返すなかから、自社独自のノウハウが蓄積されます。これが知的財産(企業資源)となります。
財産は売ることもできます。それが、ノウハウやデザインを提供するフランチャイズや代理店ビジネスです。
小さな会社の事業拡大の方法のひとつです。